これからはマイナ保険証が基本
保険証の新規発行が終了となり、これからはマイナンバーカードに保険証機能を合わせた「マイナ保険証」の利用が基本となる。ただし、既存の保険証も最長1年は利用可能となる。例え使えなくなったとしても、マイナ保険証を持っていない人全員に「資格確認書」が交付され変わらず医療を受けられる。
現行の保険証は最長1年使える
「マイナ保険証」を使う時は、医療機関にあるカードリーダーにマイナカードをかざして、顔認証をするか、4桁の暗証番号を入力して本人確認をすることになる。カードを取得して「マイナ保険証」としての利用登録をする必要がある。今使っている保険証は最長1年は使える。ただし、転職や引っ越しなどで加入する医療保険が変わると使えなくなる。
マイナンバーカードとは?
マイナンバーカードは、日本の国民一人ひとりに付与された12桁の番号(マイナンバー)が記載された、顔写真付きのICチップ搭載カードです。運転免許証のように、本人確認書類として利用できるほか、様々な行政手続きや民間サービスの利用をよりスムーズにするためのツールとしても活用されています。
マイナンバーカードの主な機能
- 本人確認書類: 運転免許証と同様に、銀行口座の開設や賃貸契約など、本人確認が必要な場面で広く利用できます。
- 電子証明書: ICチップ内に「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」という2つの電子証明書が搭載されています。これにより、インターネット上で電子署名を行ったり、行政機関への電子申請を安全に行うことができます。
- 健康保険証: 多くの市町村で、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになっています。
- コンビニでの証明書発行: マイナンバーカードと暗証番号を用いれば、コンビニエンスストアで住民票の写しなどの各種証明書を発行できます。
- マイナポータル利用: マイナポータルは、マイナンバーカードでログインする政府の総合窓口です。税金の申告や年金の情報確認など、様々な行政手続きをオンラインで完結できます。
マイナンバーカードのメリット
- 便利さ: 複数のカードを持ち歩く必要がなく、1枚で様々な手続きが済むため、非常に便利です。
- 安全性: ICチップに搭載された電子証明書により、安全に電子申請や電子署名を行うことができます。
- 行政手続きの効率化: オンライン申請の普及により、行政機関への窓口訪問が減り、時間と手間を削減できます。
- 新しいサービスの利用: マイナンバーカードを活用した新しいサービスが続々と登場しており、生活をより便利にすることができます。
マイナンバーカードのデメリット
- 情報漏洩のリスク: ICチップに個人情報が記録されているため、カードの紛失や盗難による情報漏洩のリスクがゼロではありません。
- 強制利用ではない: マイナンバーカードの取得は義務ではありません。しかし、様々なサービスの利用に便利であることから、取得を検討する人が増えています。
- システムトラブルのリスク: 大規模なシステム障害が発生した場合、マイナポータルなどのサービスが利用できなくなる可能性があります。
マイナンバーカードの取得方法
マイナンバーカードの取得は、原則として市区町村役場で行います。申請に必要なものは、通知カード、本人確認書類、顔写真などです。
マイナンバーカードの注意点
- 暗証番号の管理: マイナンバーカードには暗証番号を設定する必要があります。暗証番号は漏洩しないよう厳重に管理することが重要です。
- ICチップの保護: ICチップに傷をつけたり、磁気のあるものに近づけないように注意しましょう。
- 偽造防止: マイナンバーカードは偽造防止機能が施されていますが、偽物に注意する必要があります。
まとめ
マイナンバーカードは、便利な一方で、情報漏洩のリスクなど、注意すべき点もあります。メリットとデメリットを比較検討し、ご自身の判断で取得を検討することをおすすめします。
より詳しく知りたい方へ
- 総務省のマイナンバー制度に関するページ: https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/
- マイナンバーカード総合サイト: https://www.kojinbango-card.go.jp/card/
補足
マイナンバーカードは、日本の社会においてますます重要な役割を担うことが期待されています。しかし、その一方で、プライバシー保護や情報セキュリティといった課題も残されています。これらの課題を解決しながら、マイナンバーカードがより安全かつ便利に利用できるようになることが望まれます。
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